代表挨拶

代表挨拶


Salutations du représentant

写真はいすみ市内で山林保全整備活動や危険木伐倒活動等を行う一般社団法人日本里山保全(旧称:岩船里山の会)に所属し、
メンバーの一員として活動する弊社代表・笠原健一(左)と活動の視察に来られた「外房情熱パワー」の小路正和・千葉県議会議員(右)

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写真は市内の山林の保全活動や危険木伐倒活動等を行う一般社団法人日本里山保全(旧称:岩船里山の会)のメンバーとして参加し活動する、代表・笠原健一(左)と
活動の視察に来られた「外房情熱パワー」の小路正和・千葉県議会議員(右)
施設代表の笠原が在籍していた「オーベルジュぱざぱ」(令和6年9月末閉所、運営法人(株)イグレックコーポレーションは解散)は平成27年2月に東京都板橋区内にて施設定員6人(6部屋)で短期入所施設の運営を開始いたしました。開業と同時にいきなり多くのご利用者様及びご家族からご指示を頂戴する事となりました。しかし予想を遙かに超えたご利用者様の来所の結果、開所1年経たずして区内に定員8名(+緊急用の予備部屋2の実質10部屋)の新しい短期入所施設を作り直しました。
その後はお陰様で安定した運営が続きましたが他県からの利用希望も数多くあり、地方都市ではまだまだ短期入所施設が足りない事を知りました。スタッフの人員数にも恵まれ、かつ従業者個々人が経験を積み自主的に動けるようになったのを期に、笠原は同社の取締役を退任。兼ねてから第二の人生を田舎でと考えていたいすみ市に移住し、短期入所施設を開設すべく準備を開始しました。しかし、コロナ渦における緊急事態宣言や建築費の高騰、建築物資の品不足等、新たな施設作りは困難を極めましたが、お陰様で令和6年5月、同市内岬町押日にて新しく単独型短期入所施設を開所いたしました。
板橋区の「オーベルジュぱざぱ」は残念ながら閉所しましたが、当初から変わらない気持ち、それはご利用者様に対する「安心・安全・楽しく」の気持ちです。そしてご家族をお預かりする立場としてキーパーソン(保護者や支援者)からの信頼を築くべく、毎日の業務の一つ一つを大切にしております。

短期入所とは何か?いすみ市役所HP、障害福祉サービスの短期入所施設の説明文では「居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により、障がい者支援施設、児童福祉施設その他の便宜を適切に行うことができる施設等への短期間の入所を必要とする障がい者等につき、当該施設に短期間の入所をさせ、入浴、排せつ及び食事その他の必要な保護を行います。」とございますが、読んだだけでは「親が病気じゃないと使えないのか?」としか思えない文章です。しかし、実際は違います。本来の最大の目的はキーパーソン(保護者等)の毎日の生活の中での介護休暇(レスパイト)です。病気など関係ありません。
行政サイドには是非とももっと気の利いた説明文に変更していただけるよう切望いたします。

短期入所のご利用経験の無いご家族に話しを伺うと「うちはまだ早いし考えてない。」とおっしゃる保護者様が多いですが「まだ早い」と言うお言葉自体が短期入所施設に対して誤解をされている気がいたします。
生活介護や就労Bに通所されている方は個別支援計画に基づいた計画により通所されていますが、移動支援や日中一時他と同様、その計画に中に組み込む一つの手段が短期入所の位置付けです。障害者の生活に組み込まれるべきの短期入所、早い遅いで判断する施設ではございません。
そしてまた「ウチの子は〇〇の短期入所に慣れてるから違う所は行きたくない」とおっしゃる保護者様もいらっしゃいますが、良く使う短期入所が満室や「有事」の際に使用出来ないケースも発生します。「ここがダメならこっちがあるから・・・」と出来るだけ引き出しを多く持つ事は結果的に有利になります。

毎日の生活の中で「はぁ~疲れたぁ~・・・」と思う事はないですか?親がリフレッシュしないとお子様の情緒も安定しません。
障害を持つ方がご家族にいらっしゃると毎日の生活も大変です。しかし、ご家族に対するお世話は頑張らなくて良いのです。張り切り過ぎなくて良いのです。「私の目が黒いうちは!」とお子さんを抱え込まなくて良いのです。息抜きに短期入所を利用してください。ママ友とショッピングや食事に出かけて息抜きしてください。又、「親亡き後」に備えた外泊練習は入所の手続きの煩雑さの無い短期入所がベストです。
お子様を可愛い可愛いと縛り付けて何でもかんでも親が面倒をみているのが一番ご本人を不幸にするだけです。なぜなら、いずれ訪れる「親亡き後」には何も出来ない子になってしまいます。
「本当に緊急の時だけ使う」とお考えの方に予め申し上げます。「本当の緊急」でのぶっつけ本番では受入れ側も利用者さんの特性が把握出来ていなので受け入れてくれる施設は非常に少ないと思います。

初めて短期入所施設を利用する日はとても心配でしょうが「親の子離れ練習日」として割り切り、心配だからと施設に電話を掛けたい気持ちをグっと我慢する練習をしてください。ご家族のお手伝いをする便利屋さん、それが短期入所施設です。

「オーベルジュぱざぱ・いすみ」は弊社独自の長年の経験を元に理論詰めで自社設計した施設です。意匠は海辺のリゾートホテルをイメージして建築いたしました。
普段なかなか旅行に行く機会も少ない障害をお持ちの方に「一歩入れば別世界」のリゾートホテル、生活介護や就Bの受給者証に「上限負担金額0円」と記載の方の宿泊代金は食事代金等以外は無料です。お気軽にご利用いただきたいと切に思っております。



令和6年吉日


株式会社レクラコーポレーション
 代表取締役 笠原健一